福祉・介護・保健・医療の連携拠点として福祉会館跡地に建設が進められていた「綾瀬市保健福祉プラザ」(深谷中4の7の10/【電話】0467・77・1120)が、10月1日に開所した。妊娠期から子育て世代、高齢者、障害児者など多様な相談に保健師や社会福祉士等の専門職員が連携を取りながら対応するとともに、福祉支援団体交流室や多目的室、会議室なども備えた地域福祉活動の拠点としての機能も合わせ持っている。
保健福祉プラザは、市が進める地域包括ケアシステムの拠点としてかねてより建設を進めていた。高齢者だけでなく、子育てや障害者など市民の様々なニーズに、ワンストップで総合的な保健福祉サービスを提供することを目的としている。
施設内には旧保健医療センターから移設し名称を変えた健康づくり推進課に加え、地域包括ケア推進課を新設。同推進課内には在宅療養相談室が新たに設置されたほか、市庁舎内(高齢介護課)にあった基幹型地域包括支援センターも移設された。同じく綾瀬市社会福祉協議会も、市役所から同プラザに移転している。
その他、障がい児者相談支援センターや、市内3カ所目となる子育て支援センターも新設。聴覚障害者の補聴器を補助する「磁気ループ」も市内で初めて導入し、必要に応じて貸出しを行う。
保健医療センターにあった休日診療所・休日歯科診療所・休日調剤薬局も集約され、これらは10月8日から稼働する。
また、施設内には、地域包括ケアシステムの推進を図るため福祉団体が予約制で利用できる「福祉支援団体交流室」や、一般の人も活用できる多目的室、会議室、調理実習室などの機能も整備されている。
内覧会・開所式に大勢の来館者
オープンを控えた9月27日には内覧会が開かれ、市民や各種団体など、多くの人たちが館内を見学した。開館日当日となった10月1日には、市や医療、福祉、子育てなどの関係者を招き、開所式も執り行われた。
当日、入口前でのテープカット後、館内に移動し開所式を実施。あいさつに立った古塩市長は、「専門職が連携しながら多様な相談に対応できる一体的な体制を整えてきた。市民のニーズにワンストップで応え、誰もが安心して生活するための支援を目的とした施設なので、気軽に足を運んでいただければ」と話した。
その後、来賓として招かれた武藤俊宏市議会議長、綱嶋洋一県議会議員、甘利明元経済再生大臣、吉崎明彦綾瀬市医師会会長らが祝辞を述べ、閉会した。
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