神宮アイスメッセンジャーズ所属の山田美羽さん(落合南在住・クラーク記念国際高等学校2年)が、古塩政由市長を表敬訪問した。山田さんは今年4月にスウェーデンのストックホルムで開催された「世界シンクロナイズドスケーティング選手権大会2018」に出場しており、この結果を含めこれまでの実績などを報告した。
シンクロナイズドスケーティングは、16人のチームで行うフィギュアスケートの団体競技。シングルやアイスダンス、ペアスケーティングの要素を取り入れた演技を、一糸乱れぬステップワークで滑走する。2000年から国際スケート連盟主催の主催で、世界選手権大会が開かれている。
山田さんがスケートを始めたのは、4歳の時。テレビで荒川静香さんの演技を見て、「私もこんな風に滑りたい」と東神奈川にあるクラブチームの門戸を叩いた。
その後、個人競技での記録が伸び悩んだことから、中学の時にシンクロナイズドスケーティングに転向。東京都の明治神宮外苑アイススケート場を拠点にする「神宮アイスメッセンジャーズ」にも所属し、現在はこちらをメインに活動している。
未来の五輪に期待
同チームは国内ではトップクラスの実力を持っている。今年2月に茨城県で行われた全日本選手権大会優勝、同月にイタリアのミラノで開催されたスプリングカップ7位、4月の世界選手権13位という結果を残し、山田さんもチームメンバーとして出場している。
「初めての世界大会で、海外選手のレベルの高さを思い知りました」と話す山田さん。「個々の実力の底上げをすることでチーム自体のレベルを上げ、海外のチームと渡り合えるようにしないと」と、課題を述べる。
現在、県内には数人しかいないというシンクロナイズドスケーティング選手。「年齢も実力もバラバラな選手同士が合わせるのは大変だけど、個人より団体の方が面白い」と、その魅力を語る。同競技はオリンピック競技入りを目指しており、「もし選ばれれば、綾瀬から初の五輪選手になるかもしれない。ぜひがんばって欲しい」と、古塩政由市長は期待を寄せた。
アイスメッセンジャーズは7月に「ドリームオンアイス」(横浜)に出場するほか、今年秋頃の「都民体育大会フィギュアスケート競技会」(東京都)、来年3月の全日本選手権大会(滋賀県)への参加を予定している。
綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|