国指定史跡である神崎遺跡公園にある古代住居が、梅雨で大きな課題に直面している。同遺跡資料館によると、雨で濡れた藁の乾燥が進まず、このままでは夏を超えることが難しいという。
昨年から今年にかけ、体験教室で組み立てられた同住居。表面は日光や風で乾いているが、内側が十分に乾かずこのままでは傷み始めてしまう。
本来、人が住んでいれば内部で火を使うため内側からも乾燥するが、現代では消防法の関係で申請が必要なうえ、頻度や管理の問題から現実的な手法でない。「少しでも長持ちさせるため、いい方法やアイデアがあれば」と同館は話している。
問合せは同館【電話】0467・77・0841へ。