国際ロータリー第2780地区第4グループガバナー補佐を務める 生駒 秀之さん 吉岡在勤 60歳
仲間のために地域へ恩返し
○…ガバナーは国際ロータリーの各地区の取りまとめ役。2780地区には9つのグループがあり、ガバナーとロータリークラブ(RC)との橋渡し役を務める補佐が、各グループから一人選出される。茅ヶ崎、寒川、綾瀬の6クラブが所属する第4グループは、綾瀬ロータリークラブから補佐が選ばれた。
○…補佐の任期は7月1日から来年6月30日までだが、仕事は1年前から始まっている。次年度の予定を事前に組み、引継ぎを円滑に行うためだ。1クラブにつき年4回以上の訪問や地区の委員会への出席、月1度ある会長・幹事会の開催、ガバナーと補佐の会議など仕事は多い。ガバナーの方針や様々な報告をロータリーに伝え、何か大きな問題があればそれを上にあげるのも大事な仕事の一つ。取材中も調整の連絡が入るなど、忙しく動いている。
○…企業向けの電気・通信工事を行う(株)成功舎の代表取締役。社名の由来は成功をテーマにした小説『路傍の石』に出てきた印刷会社。「いつか自分の会社を持つ時は同じ名前に」という思いを子どもの頃から抱いていたそう。知人の紹介で44歳の時に綾瀬RCに入会。同クラブの幹事や会長を歴任し、地区にも委員や副幹事として携わった。出身は横浜で、現在は平塚に居を構える。4人の子どもの父で、次男と三男は同社で働いている。
○…地区大会の開催など、補佐の仕事は12月までに集中しているそう。そこでひと段落し、残り半年で後任へ引き継ぐ準備に入る。2月に補佐が唯一主催するインターシティーミーティングが、集大成となる。「これまで、会長や地区の仕事で多くの人に助けてもらったので、その恩返しでやっている。仲間の役に立つため、1年間がんばりたい」と抱負を語った。