神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2018年7月20日 エリアトップへ

小園地蔵堂 地域の文化財守るために 保存会が屋根など修復

文化

公開:2018年7月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
外観周りを修繕
外観周りを修繕

 小園地蔵堂保存会が、同地蔵堂の大幅改修を行った。堂内に収められている仏像保護の大きな課題となっていた雨漏りを直すため、屋根や外壁、漆喰、扉などを修繕。6月19日に工事が完了し、このほど会員へのお披露目が行われた。

 小園地蔵堂は、もとは「東光山延命寺」という海老名の国分寺の隠居寺だったといわれている。会は地蔵堂の保存と認知度向上を目的に、地域住民が昨年組織した。

 発足以来、大きな課題の一つとなっていたのが建物の老朽化だった。1972(昭和47)年の大改修から46年が経過し、一部雨漏りなどが見られるように。堂内に保存されている貴重な仏像等への影響が危惧されていた。

 そこで保存会では、今年の総会で雨漏りの修復修理とトイレの改修を決定。4月中旬に地元工務店に依頼し、全体の傷み具合の調査を行った。

 結果は屋根の一部に穴があき、棟の土台の木が腐り、外壁や窓の面格子まで錆が浸食するなど、想定以上の傷み具合だった。費用はこれまでに貯めた会の予算で賄ったが、今回は外観の修復に絞り工事を行ったという。「本当は、人が集まる地蔵堂としていざという時に活用できる災害トイレにしたかったが、今回は断念した」と、斉藤武夫副会長は話す。

 方針について積極的な意見が出るなど、組織自体が活気づいている同会。今後は管理のため堂内に収められているもののリスト化を進めるなど、さらなる運営体制強化を図っていく。「市民に親しまれる存在でありたいと思っていますので、お近くに来た際にはぜひお立ち寄りください」と、同会では話している。

お披露目式に参加した会員
お披露目式に参加した会員

綾瀬版のトップニュース最新6

名称原案に意見募集

綾瀬市

名称原案に意見募集

スマートIC、名称決定へ

1月24日

綾瀬が話芸のネタに

タウンレポート

綾瀬が話芸のネタに

きょう午後にライブ本番

1月24日

ひと月に約800人来場

高座クリーンセンター

ひと月に約800人来場

地上50m展望室など人気

1月10日

県展示11年ぶり巡回

県展示11年ぶり巡回

かながわの遺跡展『縄文と弥生』

1月10日

個性ある持続可能都市へ

2020(令和2)年新春市長インタビュー

個性ある持続可能都市へ

子どもの教育と多文化共生に意欲

1月1日

産業の拠点新たに

綾瀬市商工会新会館

産業の拠点新たに

笠間会長「原点の結束・連携に回帰を」

1月1日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク