アジアユースと市民の歌実行委員会の実行委員長を務める 朽木 正美さん 61歳
AYOで市政40周年盛大に
○…アジア・ユース・オーケストラ(AYO)は、厳しいオーディションを通過したアジアの若手音楽家で構成されるひと夏限りの楽団。市制40周年を記念した今公演は、コンサート会場全員でオーケストラ伴奏用に特別編曲された「綾瀬市民の歌」を歌う特別企画がある。7月14日にはこれをリードする市民合唱団の練習が行われ、101人が参加。「明るく楽しく、練習ができた」と手応えを感じている。
○…AYOに初めて携わったのは、1999年の綾瀬初公演。英語教師として国際的な活動に興味を持ち参加した。以降、ホームステイ対応の良さから何度か開催されているが、仕事が忙しく本格的に関わることができずにいた。定年退職後、非常勤になり余裕が生まれ、綾瀬で5回目となる今回、久々に参加。「とても楽しかったので、またやりたいとずっと思っていました」と笑顔を見せる。
○…岩手県釜石市出身。大学入学を機に上京した。友人の影響で英語教師を目指し、卒業後に通信で小学校の教員免許を取得。綾瀬の小学校で5年間教鞭をとり、その後中学校の英語教師に。最後の4年間は綾瀬中学校で教頭を務めた。AYOが縁で「AIFAあやせ国際友好協会」に所属し、国際フェスティバルの実行委員長を務めた実績も。現在は同協会の会長に就任するなど、充実した日々を過ごす。
○…兄の影響でビートルズが好きで、英語の勉強になるからとギター片手に生徒の前で歌っていた音楽好き。「この前の合唱練習では、久しぶりに気持ち良く歌えた」と満足げに話す。AYOに携わるのも、「がんばる若手の応援と、音楽を通しての国を超えた交流を手伝いたい」という思いから。「会場を観客でいっぱいにして公演を盛り上げたい」と、意気込みを語った。