全国各地で行われている「ご当地検定」が、11月10日に綾瀬市で初めて行われる。「綾瀬ふるさと検定」と題した問題を策定したのは、市民有志7人で結成された「綾瀬ふるさと検定協会」(高橋元代表)。第1回目は市制施行40周年記念を冠し、試験合格者には名刺サイズの認定証が授与される。
協会発足は高橋さんが行ってきた活動がきっかけだった。市の広報まちかど特派員を15年務め、NPO法人ふるさと環境市民でもふるさとの宝カルタ担当として「あやせいいとこ再発見」をテーマにした講演を10年間行っている同氏。昨年には自身が調べてきた歴史を背景にした「あやせ七不思議」を創出するなど、精力的に活動している。
高橋さんが10年かけ行ってきたいいとこ再発見講座の受講者は、延べ4千人。「綾瀬がこんなに魅力的だとは」「住んでいるまちの印象がガラリと変わった」など参加者の声を受け、「綾瀬の事をさらに知り、もっと郷土への愛を深めて欲しい」と検定の策定に踏み切った。
仲間と知恵絞り策定
協会立ち上げに際し、高橋さんと同じく地域で活動する仲間に打診。趣旨に賛同した6人が集まり会議を重ね、それぞれの知識を持ち寄った問題から厳選された50問が選ばれた。
ジャンルは歴史や文化、芸術、自然、産業(農・工・商)、行政などバラエティに富む。設問は全て4択式。正解数35問を合格ラインに定め、合格者にはフルネームを入れてラミネート加工を施した認定証が渡される。
今後は年に1度の検定実施を予定しており、小学生を対象にした問題策定も検討している。また、認定証は提示するとラーメン店でトッピングサービスを受けられる特典が付随しており、今後市内全域にこの取り組みを広げてきたい考えだ。「他の自治体を見ると、成功・失敗の明暗が分かれている。綾瀬に根付かせたい」と高橋さんは話す。
検定参加者を募集
検定は11月10日(土)に道志会5階ホールで実施。午後1時半開始。参加費500円。筆記用具持参。参加者には事前に歴史問題を中心にした予習用のヒント集が配布される。
申込みは馬場さん【電話】0467・77・6479へ。10月21日(日)締切り。
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