県タイル築炉技能士会 「若い職人 育てたい」 50周年式典で思い新た
県内のタイル張り技能士で構成される県タイル築炉技能士会が創立50周年を迎え、新横浜グレイスホテルで10月19日、記念式典を開催した。
同会は、技術向上やタイル張りの普及活動を行うこと等を目的に1967年に発足。近年は技能士の高齢化と後継者不足に危機感を持ち、子ども向けの教室や職業体験を積極的に行っている。昨年は技能振興に功績があったとして、厚生労働大臣表彰を受賞した。
中島良治会長は「地道な活動を続けたことで、イベントではタイル張り体験に長蛇の列ができるまでになった。50年は富士山に例えればまだ五合目。60年、70年と続くよう若い職人を支え、育てていきたい」と話した。