古塩政由市長は11月22日、定例記者会見で綾瀬市を舞台にした「地域発信型映画」の制作をすると発表。合わせて、ベトナム・ハノイに訪問したことを報告し、国が力を入れようとしている外国人労働者確保に向け積極的に活動していく方針を明らかにした。
地域発信型映画の制作は市制40周年記念事業の一環で、よしもとクリエイティブ・エージェンシーと短編映画を作る。キャストやストーリーはまだ決まっておらず、これから具体的な内容を詰めていく。
同映画制作は今年9月上旬、よしもと側から打診された。沖縄国際映画祭の地域発信型映画部門に出すために組む自治体を探していたよしもとが、ロケ誘致に力を入れる綾瀬市の存在を知り提案を受けたという。
「綾瀬ロケーションサービス立ち上げ以降、一つの目標にしてきた念願のALL綾瀬ロケ」と、市商業観光課は話す。来年2月3日に予定されているロケのシンポジウムでは出演者らとのパネルディスカッションや、映画の予告編上映を予定している。
工業・介護人材確保へ
一方、記者会見の席で古塩市長は今月中旬、ベトナム視察を行ったことについても言及。慢性的な人材不足が続く製造業や介護事業所に対し、海外の人材確保に動く方針を明らかにした。
担当する市企画課によると、外国人労働者は最低賃金が高い大都市などに一極集中する傾向があるという。今後、少子高齢化が進む中で市の基幹産業である工業の担い手を確保するとともに、介護難民を出さぬよう方策を模索していく。
視察では市内2社の現地工場と、技能実習生を送り出す施設3カ所を訪問。県のイベント等を通し収集してきた情報と合わせ、具体的な施策を固めていく方針だ。
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