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山田農園(落合南) オリーブオイル「綾」に銀賞 出品24カ国の中から評価

経済

掲載号:2019年6月14日号

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オリーブ畑で笑顔の山田さん(左)とスタッフ
オリーブ畑で笑顔の山田さん(左)とスタッフ

 山田農園の山田誠一さん(67)が作ったエキストラバージンオイル「綾」が、「OLIVE JAPAN2019国際オリーブオイルコンテスト」で、銀賞を受賞した。100%綾瀬産のオリーブを使用したオイルが、初めて高い評価を受けた。

 日本オリーブソムリエ協会が主催する同コンテストは、世界の産地から選りすぐりのオリーブオイルが出品され、その品質を競い合う。今年は24カ国から701点が出品され、14カ国の審査員によって審査が行われた。

 山田さんがオリーブの栽培を始めたのは、2012年。もともとバスの運転士だった同氏は定年後、延長して残らず家業の農業に入る選択をした。

 父親は露地野菜を中心に栽培していたが、継ぐにあたり「市内で他がやっていない面白いことをやりたい」とオリーブ栽培を選択。農業関係者との繋がりを作るため海老名市のかながわ農業アカデミーに入学し、果樹コースは時間がかかるため露地野菜コースで農業の基本を学んだ。

 1カ月間の農家研修で小豆島のオリーブ農家を選び現場を体験したほか、この時にトラックいっぱいの苗木を買い込んだという。また、卒業後に日本オリーブソムリエ協会で「オリーブオイルソムリエ」の資格を取得した。

 オイル製作に着手したのは2017年。前年収穫の単一品種で試作し、同年収穫の同一品種で2018年のコンテストに出品した。しかし、オイルは実の出来栄えだけでなく加工までの保管や発酵具合、絞る機械の状態など外的要因にも左右されるため、厳しい評価を受け落選してしまったという。

 諦めることなく出品した今回のオイルは3品種をブレンドしたもので、「シナモンの香る出来の良いオイル」との評価を受けた。「オイルは50kgの実から3〜5リットルほどしか取れない。作れるのは、手伝ってくれるスタッフがいてこそ」と感謝を述べる山田さん。「綾瀬の皆さんに”本物のオイル”を味わって欲しい」と、思いを語った。

 デザイナーに依頼し、「和」のパッケージにこだわった「綾」はまだ出荷量が少なく、今回生産分はすでに終了している。次は11月中旬以降の販売を予定している。

受賞したオイル「綾」
受賞したオイル「綾」

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