小田急藤沢テニスガーデン所属の小寺佑季さん(13・湘南台中1年)と市川雄大さん(12・高倉中1年)が、7月1日から7日にかけてロシアのモスクワで開催される国際試合「ビーチテニス・ワールドチームチャンピオンシップ」に出場する。日本のジュニアチームが同大会に出場するのは、初となる。
ビーチテニスは、砂浜で行うテニス。テニスよりラケットが短く、バドミントンのようにノーバウンドで戦うため、スピード感があるのが特徴だ。また、ビーチバレーのように試合は2人1組のペアで行われる。
2人が出場するのは、12カ国が参加する国別対抗戦。一般とジュニアの部があり、それぞれ男女1組ずつが日本代表として出場する。小寺さんと市川さんは3月に茅ヶ崎市で行われた予選を突破して切符を勝ち取った。
もともと、小田急藤沢テニスガーデンのテニス選手コースに所属していた小寺さんと市川さん。今回、日本が初めて同大会でジュニアチームを選出するという情報をスクールから聞き、「挑戦してみたい」と手を挙げた。
最初はスピード感やネットの高さ、ラケットの長さ、足場などテニスとの違いに戸惑ったという。しかし、動画を見てプロの動きを学んだり、練習ノートをつけたり、2人で海岸のコートに赴いて自主練を重ねたりと努力を重ねてきた。長年染みついたテニスの動きの癖が抜けきらないなど改善点はあるものの、着実に実力を伸ばしている。
今は大会に向け2人の武器であるサーブと、作戦立てと声を掛けによるチームワークのさらなる強化を図っている。小寺さんは「目標は優勝。日本代表としてしっかり戦えるよう練習していきたい」と話し、市川さんも「一つひとつの試合をしっかり集中し、優勝を狙ってがんばりたい」と意気込みを語った。
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