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綾瀬ブランド菜速あやせコーン かながわブランドに 「誇りと三位一体」で高価値化に成功

経済

掲載号:2019年7月12日号

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市役所で朝採れのあやせコーンを販売する生産者
市役所で朝採れのあやせコーンを販売する生産者

 収穫から6時間以内に販売することや重量、糖度など独自のブランド化で人気を博す綾瀬市のオリジナルxブランド「菜速あやせコーン」がこのほど、神奈川県の「かながわブランド」に新規登録された。7月4日には市役所で生産者による直売が行われ、用意した200袋が30分ほどで完売した。

 菜速あやせコーンは、市内の農家でつくる綾瀬市園芸協会トウモロコシ部会(森山謙治代表=人物風土記)の9戸が、6月中旬の初出荷をめざし土づくりや4月の種まきから丹精込めて生産している。JAさがみが営農指導で生産者を支え、綾瀬市役所が販売促進などで後押している。

 昨年、綾瀬ブランドの第1号に認定された、あやせコーンは「重さ350グラム以上、糖度18度以上」で「メロンよりも甘い」のが売り。糖度を保つため、甘さのピークとなる深夜に2時頃から収穫を始め、6時間以内に売り場へ並べることを申し合わせている。

 落合南の生産者、福島尚泰さん(51)は「甘みを溜め込んだ状態で収穫して最速で出荷する方法が美味しく食べてもらう秘訣。市とJAとの三位一体を感じる」と話す、福島さんは1カ月で約3万本を出荷する。

 雨のなか4日午前に市役所で行われた直売で、あやせコーンを購入した吉岡の星野美恵子さん(71)は「市の広報で販売があることを知り、初めて買った。家に着いたら早速ゆでて娘と一緒に食べたい」と話していた。

「進化めざす」

 収穫までの技術指導を担当するJAさがみ営農指導員の佐藤隆さんは「今年は種まきの4月中旬に気温の低い日が続いたため出荷量は昨年よりも1〜2割少なくなりそうだが、品質には全く影響はなかった」と話す。

 生産者については「良いものを作ることへのプライドや誇り、一体感、熱量が高い。平成に人気となったゴールドラッシュが主要品種だが、令和の時代にふさわしい新たな品種にも積極的にチャレンジするなど進化をめざしている」という。

今や最多出荷量

 市農業振興課によると、2018年のトウモロコシの出荷総量は約73トン。本数に換算すると約21万本で、従来は1位と2位を占めていたブロッコリーやキャベツを凌ぐ量まで増えている。

 販売価格は3本1袋500円で今年の販売は7月20日頃までの見通し。

 販売店舗はJAさがみグリーンセンター綾瀬(深谷中)と湘南とうきゅう(藤沢市遠藤)、横浜市と横須賀市のスーパーの県内5か所に限られている。

107品

 かながわブランドは、生産者団体と県で構成する「かながわブランド振興協議会」が認定する県産品。消費者ニーズに対応した生産と販売に組織的に取り組むことや生産・出荷基準を守る安定した品質など、基準を満たした産品が登録される。あやせコーンの登録で65品目107品となった。

 問い合わせは綾瀬市農業振興課【電話】0467・70・5622。

瑞々しい生のあやせコーン
瑞々しい生のあやせコーン
あやせコーンの生産者中央は古塩市長
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