10月1日に消費税率が10%に引き上げられた。これに合わせて政府は、軽減税率やポイント還元の導入のほか子育て世代などに対象者を限定したプレミアム付商品券の発行などで消費を下支えしている。
市内小園で食料品などを販売する矢部酒米店では、レジ対応に投資をして、9月30日の閉店時間を3時間早め値札の貼り替えをした。軽減税率が適用され消費税が8%に据え置かれる米や卵、加工食品、清涼飲料水などの食料品と、税率が10%となる酒やたばこ、日用雑貨が混在する店内での価格表示は、増税を機にすべて内税表示に変えた。
ポイント還元制度に備えてスマホ決済も導入したが「財布を開けて小銭を取り出す年配のお客様にメリットがないのは複雑な思い」と明かした。
キャッシュレス
2020年6月まで続くポイント還元制度は、参加を申請した対象店舗の買い物でクレジットカードや電子マネーなど、現金以外で支払うと最大5%のポイント還元が受けられ、市内の対象店舗は223店舗(9月25日時点)ある。これらの支払い方法を「キャッシュレス決済」といい、通信機器を使った支払いを「スマホ決済」などと呼ぶが現金払いでは恩恵を受けることはできない。
プレミアム付商品券
国は家計の負担軽減や消費を下支えするため、年金暮らしなどで収入の少ない人や3歳半未満の子がいる世帯に1冊5千円分の商品券を4千円で、最大5冊(2万5千円分)購入できる「プレミアム付商品券」制度も実施。
市内でも10月1日から購入引換券の提示による販売が始まった。来年3月31日まで市内約200店舗で利用できる。
対象者には、市への申請書か引換券(3歳半未満の子がいる世帯)が個別に郵送されているが、市では利用店舗が出揃ったため再度、個別の郵送で市への申請と商品券購入を促すことにしている。
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