八菅山でのフィールドワークの様子
愛川町が今年度、行政提案型協働事業として町内の団体と登山道整備や登山イベント等を実施している。２月11日には、この一環で「八菅修験の道」と題したハイキングイベントを開催した。
同事業では、登山客の利便性向上やハイカーの増加を目的に、町と町内団体のＡｉｃｈａｎＡｄｖｅｎｔｕｒｅが、倒木処理や各種イベントを実施している。
この日は、町内外から25人が参加。日本山岳修験学会会員である城川隆生氏を講師に招き、午前の部ではレディースプラザ（中津公民館）で八菅山と八菅修験についての講義を行った。
午後の部では、会場を八菅山に移し、八菅神社宝物館の見学のほか、八菅神社宝物館から石神社を経て八菅神社まで歩きながら、さまざまな解説を聞くフィールドワークを約３時間にわたって行った。イベントの終了後、参加者からは「愛川町にこんな歴史があったとは知らなかった」「講義後にハイキングを行い、当時の山伏の様子を感じながら体験できた」などの感想があがった。
担当の町商工観光課では「多くの方に八菅修験者の歴史を知っていただけたのでは。今後も仏果山や高取山でのハイキングイベントや登山道整備など、企画を行っていきたい」と話す。
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