首都圏中心に外食産業を展開する株式会社コロワイドのグループ会社「コロワイドMD」が佐原に建設していた神奈川工場がこのほど完成し、先月28日に関係者らを集めた竣工式が行われた。
同工場は、同社グループ内のチェーン店(青森〜静岡の約300店舗)と外部企業に向けた加工食材の製造を行う拠点として稼動。野菜のカット作業や肉の加工、総菜・ピザなどの製造を行っている。さらに食品放射能測定システムを導入し、納入された国産牛肉を全て検査。今後は、野菜も検査品目に加える見込みだという。
また、同工場では今後、場内3日間分の電力を賄える発電設備も竣工する予定で、災害時の地域防災拠点としても機能できる可能性を示した。ほかには、工場内に野菜工場(LEDによる水耕栽培)の設置も計画されている。
建設に当たっては、市の企業等立地促進制度を利用し、総投資額約25億円のうち、10%を市が交付している。現在は、すでに約300人が雇用されているほか、同社の特例子会社「ココット」では、障害者5人の採用が予定されている。式の席上で、横須賀市の廣川副市長は「障害者も含めて、市内の雇用の一助となっている。横須賀の地を選んでもらえて嬉しい」と挨拶。会場内でも、雇用や地域経済の活性化を期待する声が上がっていた。
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