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横須賀・三浦 社会

公開日:2025.12.26

行政書士会横須賀・三浦支部
寸劇で「想いを残す大切さ」

  • 演劇を用いてエンディングノートと遺言書の必要性と役割を説いた

 人生の最期に向けた準備の活動である「終活」の要とされるエンディングノートと遺言書を正しく理解して作成を促す市民公開講座が12月14日、神奈川県行政書士会 横須賀・三浦支部の主催で開かれた。会場の横須賀市日の出町のヴェルクよこすかには、関心を寄せる約120人の参加者が集まり、熱心に耳を傾けた。

 エンディングノートと遺言書は混同されがちだが、その役割は大きく異なることを同支部所属の行政書士が講師となって解説した。医療や介護、葬儀の希望などの意思表示を書き記す前者に対して、財産分与などの法的拘束力を持つのが後者。どちらも家族への思いやりとして、元気なうちにペンを執ることが推奨された。

 今回は、身内の死後によくある場面を切り出して、寸劇で伝えるユニークな試みもあり、支部のメンバー4人が演じた。タイトルは『伝えられた想い』。父を亡くした3人の兄妹がノートを見つけ出すと、葬儀の希望や兄妹それぞれに向けたメッセージがあり、遺言書の保管場所も記されていたというストーリー。終活を明るく前向きに捉えてもらおうと、練習を重ねて本番に臨んだ。終演後は場内から拍手が起こった。

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