遊び心で実った ジャガイモにトマトの実!?
佐島の丘に住む、小澤隆一さん(80)宅の家庭菜園に、トマトの花粉を受粉したジャガイモの実が実った。
会社経営を引退後、横須賀へ移り住み、佐島の丘へ越してきて3年目。転居を機に、自宅の庭で家庭菜園を始めた。
70年程前に農業を営んでいた実家で、当時小学生だった小澤さんの弟が見たという、ジャガイモの茎に実るトマトのようなものを思い出し、ジャガイモとトマトを交配させてみることを思いついた。
5月初旬、ジャガイモの花に綿棒でトマトの花粉を着けてみると、約2週間でトマトのような実が膨らみ始めているのを確認した。
小澤さんは、「緑色をしたこの実が、これからどのように成長していくのか楽しみ」と笑顔で話す。
神奈川県農業技術センター三浦半島地区事務所によると、「ジャガイモは本来芋から繁殖するため、実を結ぶことは稀ではあるが、ジャガイモとトマトは同じナス科の植物のため受粉する可能性はある」とのこと。小ぶりのトマトのように見えるものは、ジャガイモの果実だが、食用ではないため、残念ながら味のほうは期待できないようだ。
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