軍港資料館 設置に向け議会も本腰
軍港都市として栄えた横須賀の歴史や文化の継承を目的とする資料館づくりをめざし、市議会内に立ち上がった(仮称)「軍港資料館等検討委員会」が本格的に動き始めた。
今月15日の会合では、郷土史家で軍港資料館の設置を求める市民グループで代表を務める山本詔一氏を迎えて勉強会を開いた。参加した議員たちは山本氏から「横須賀の近現代の発展に関する埋もれた資料はまだまだある。散逸を防ぐ意味でも資料館の存在は必要」と説明を受けた。
米基地内から解体撤去され部材などが保管されている「ティボディエ邸」の復元に関しても山本氏が提言。「200平方メートル程度のスペースでは機能的に無理がある。活用法としては、将来の資料館建設を見据えたガイダンス的な役割と情報発信拠点として機能させることが望ましい」と述べた。
同検討委員会では、26年度末までに資料館建設に関する提言書を議長に提出する意向。12月議会では中間報告を行う。
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