衣笠商店街を大冒険 歩いて、探して謎を解け 12月５日まで実施
休日には親子でゲームを楽しむ賑やかな姿も
今、体験型謎解きゲームが全国的なブームとなっている。街中を歩きながら紙に書かれた謎を解き、隠されたキーワードを探すラリー形式のイベントで、頭と体を使って気軽に遊べる点が若者層を中心にウケているそうだ。今月５日から衣笠商店街でも謎解きゲームが開催されていると聞き、早速体験した。
今回、衣笠商店街を起点に行われているのは、「ワンダの冒険ｉｎ横須賀市衣笠〜アニマル・トレジャーの秘密〜」。動物の大型風船14体が飾られた同商店街で、鍵となる５つのキーワードを探し、宝（アニマルビー）を見つけ出すというストーリーだ。 商店街各所で無料配布しているパンフレットを入手して、謎解きスタート。１つ目の謎は「衣笠駅から逆方向、野菜が集まる場所」。「店をよく調べよう」とのヒントを手掛かりに衣笠仲通り商店街を歩いてみる。アーケードの長さは約２５０ｍ、その下で営業する店舗は70店以上ある。この中にちりばめられた正解を探し出すのは正直骨が折れるが、看板や商品、ディスプレイなどを注意深く見て回ると意外と面白い。普段何気なく通り過ぎてしまう道だが探検気分で歩けば、そこはさながらアミューズメントパークのようだ。
楽しみはそれだけではない。解答に迷い、店先で立ち止まっていた時のこと。「どこが分からないの？」と声をかけてくれる店主と出会った。少し助けてもらうつもりが、気さくな雰囲気が心地よく、世間話に花が咲く始末。商店街ならではの小気味いい掛け合いや、ふれあいも冒険の醍醐味の一つになっている。
街を探検するドキドキ感と、答えにたどり着いた時の達成感が同時に味わえる新感覚のイベントで、子どもから大人まで楽しめる。家族で参加したという小学３年生の女の子は「歩いて回るのは大変だったけど、とても楽しかった」と満足気な様子だった。
開催時間は午前10時〜午後４時半で参加費無料。参加賞あり。会期は12月15日（日）まで。（問）同商店街協同組合【電話】０４６・８５３・８６８６
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