郷土の偉人である中島三郎助の研究を行う市民グループ「中島三郎助と遊ぶ会」は、函館市中島町との交流20年を記念し、三郎助の命日でもある5月16日に現地で交歓会を計画している。
中島三郎助は浦賀奉行所与力で、ペリー来航時、日本人で初めて黒船に乗船した。オランダ人教官から造船術を学び、日本初の洋式軍艦「鳳凰丸」を完成させるなど、幕府海軍の近代化に尽力。戊辰戦争末期に、榎本武揚と五稜郭の戦いに挑み、函館の地で最期を迎えたことでも知られている。「中島町」の名称も三郎助に由来しているという。
中島町会との交流が始まったのは約25年前。同会が毎年1月に開催している「中島三郎助まつり」と中島町で行われている「中島三郎助碑前祭」を互いに行き来し、関係を深めてきた。1996年には、民間レベルで姉妹提携を結んでいる。20年の節目に当たる今回は、規模を拡大し、訪問ツアー内で交歓会を設けることになった。
五稜郭祭パレードに参加
ツアーでは、咸臨丸が沈没した木古内や、旧幕府軍最後の宴地といわれる咬菜園跡地などを2泊3日で巡る。最終日は、現地の五稜郭祭パレードに出演。中島家13代当主の中島恒英さんと共に当時を模した衣装を身に纏い行進する。大内透会長は「三郎助を通して繋がる縁。今から楽しみでならない」と話している。
ツアー詳細など問合せは【電話】大内さん【電話】046・841・6702
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