秋谷の住宅街の一角に、”ホームホスピス”の概念を取り入れた新たな高齢者施設が、来月1日(日)に開所する。戸建ての空き家をバリアフリーに改修したもので、名称は「おだやか森の家」。NPO法人「ヒューマンサービスよこすか」が運営する。同法人はがんなどにより、通常の生活が困難になった人に、在宅での総合的な緩和ケアの実施を目的としている。
「ホームホスピス」とは人生の最期をより自宅に近い環境で過ごしてもらう看取り施設。高齢者や、疾病を抱えている人に対して無理な延命治療を行わない。
近年は病院でなく、在宅での最期を希望するニーズが高まりつつある。それに対応するものとして、同様の概念を持つ施設の数も年々増加傾向。現在は全国約30カ所で運営されているという。
今回の施設について同法人の齋藤章夫理事長は「できるだけおだやかな雰囲気を作り出した」と話す。6畳から8畳の部屋が5つあり、入居者それぞれに個室が割り当てられ、食事も提供される。「高齢化や介護が社会問題になっている中、ホームホスピスが担う役割は今後大きくなってくるはず」と同理事長。
問合せは同法人【携帯電話】090・4538・2732
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