今日2日(金)から行われる「紀の国わかやま国体」のラグビー競技。その選抜メンバーに横須賀市から2人の高校生が選ばれた。幼少時から横須賀ラグビースクールに通っていた高北卓弥さんと宇野明彦さん(共に高3)。7年間同じチームで戦い、別々の進路を歩んだ2人。それぞれの高校で結果を出し、再び仲間としてプレーする。
横須賀ラグビースクール出身
体重106キロの巨漢。全国でも屈指の名門、桐蔭学園でレギュラーを張る。スクラムの真ん中を務めるまさにチームの中心。代表の活躍で注目を集める今回のW杯は、同校出身の選手も出場、監督からもその話をされ、「刺激を受けている」と話す。
幼少時から体は大きく、大津小2年の時、母に勧められて横須賀ラグビースクールに入団した。最初は乗り気ではなかったが、4年生の時に出会ったコーチの影響で勝敗に「こだわり」が出始めた。中3までを過ごしたスクールについて「楽しかったが悔しさが強い」と振り返る。最後の試合、これまで何度も戦い、敗れてきたライバルチームにまたしても敗戦。自身もミスを繰り返したことを今でも鮮明に覚えている。その悔しさを胸に、名門校として知られる桐蔭学園へ進むことに決めた。
宇野君について「真面目で、守備の要として頼りになる」。「次は敵同士で」と別れて3年、「また同じチームでやるとは」と苦笑するも、「2人で横須賀を代表する気持ちで戦う」と決意を語る。
今回県代表として選抜された23人の精鋭、その中で唯一、公立校から選出された。「自分が選ばれるとは」と驚きつつも、「チームのために全力でやるだけ」と抱負を語る。
経験者の父に連れられ、3歳から大津ラグビー場に足を運んでいた。「物心ついたときにはラグビーボールを抱えて走っていた」と話す。中学入学後はラグビースクールと並行して陸上部に所属。朝練も欠かさず行い、基礎体力を高めた。練習熱心な性格で才能は磨かれていき、中学3年生時には2年連続で県代表に選抜、名門校からのスポーツ推薦も来た。しかし掲げた目標は「文武両道」。県代表を辞退、推薦も蹴って受験勉強に励んだ。進学校で、ラグビーでも公立の雄として、成績を残している県立横須賀高校に進学した。
スクール時代も現在同様キッカーを務めていたが、調子が悪いと連続で外すこともあった。そんな時「俺が蹴る」と代わりに蹴っていたのが高北君。自身の成長を見せるためにも、今大会キッカーは譲らない。
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