「思いやり予算」の実態とは 23日、米国人制作の上映会
在日米軍基地の駐留経費などをまかなうため、日本が支出している「思いやり予算」-。これの”実態”を描くドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」の上映会とアメリカ人監督によるトークショーが今月23日(水・祝)、ウェルシティ市民プラザ5階大学習室で行われる。主催は同映画を横須賀で観る会。
日本からアメリカ軍に投入されている思いやり予算は34年間で6兆円以上。米兵一人当たり年間1300万円を支給している計算だ。使い道は、基地職員の労務費や在日米軍家庭のための住宅や学校、ゴルフ場の建設費用など。電気代やガス代にも充てられている。
あえてユーモラスに
監督は、海老名市在住のアメリカ人、リラン・バクレー氏。約20年前から日本に住んでおり、思いやり予算の存在に感じた疑問を呈するため、約3年かけて横須賀・厚木・沖縄など米軍基地のある地を取材した。社会的なテーマをユーモラスにまとめたのが特徴だ。主催団体の沢園昌夫さんは、「横須賀は、思いやり予算がどのように使われているのか非常にイメージしやすい。今までとは違う街の一面を発見できるのでは」と来場を呼びかけている。映画には、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」共同代表の呉東正彦弁護士が登場し、思いやり予算で建築された米軍住宅などを紹介している。
上映会とトークショーは午前10半からと午後2時半からのそれぞれ2回。チケットは当日1200円(前売り千円)、学生・障がい者500円、高校生以下無料。問合せは沢園さん【携帯電話】090・4835・6681
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