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横須賀・三浦 文化

公開日:2016.01.08

「何でも見てやろう」の精神
-横須賀市長 吉田雄人-

  • 単身で世界各国を訪問。写真はインドで

 “夢” を叶えるまでの道のりとは

どういうものなのだろうか-。

第一線で活躍してきた市にゆかりのある

著名人5 人が自分の“ハタチ” を振り返り、

門出を迎える新成人へ届けるメッセージ-

 好奇心に突き動かされ、バックパックを背負って単身で世界各国を訪ね歩いていた頃です。当時の気分を言い表せば「何でも見てやろう」─。まさに作家の小田実さんの世界です。



 自分の発する言葉や行動で世の中を動かしたいとの思いも抱いていました。実現の手段として着目したのが政治と文学。世の中の秩序は、法律を含めた制度と心の中の文化性やエートスといった内面で保たれていると考えたのです。大学の雄弁会に所属していましたが、選挙やパーティーの手伝いに駆り出され、政治の本質とは違う部分を目の当たりにして幻滅。小説家を志して文学賞に応募してみたりもしましたが、道は拓けませんでした。



 曲折を経て市長という責任ある立場に。今はすべての経験が血肉になっていると実感しています。新成人へのアドバイスは「人生の先輩の話にしっかり耳を傾けること」。蓄積された経験や知識は必ず成長の糧になります。私も心がけています。

 

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