左折し「右回り通行」の新たな表示
ハイランドのロータリーが、信号のない環状交差点「ラウンドアバウト」に変更され、先月８日から供用を開始している。
一昨年９月の道路交通法改正により、導入されている通行ルールで、市内では初めての設置。すでに横浜市金沢区と港北区にあり、県内では３例目となる。
欧米では積極的に導入されているという、ラウンドアバウト。円形の交差点内では「車両は右回り（時計回り）で走行」「通行は徐行」という通行規則がある。交差点進入時（左折時）に一時停止の標識はないが、ロータリー内から希望する道路に出る際は、左折のウィンカー表示が必要だという。逆回りの進入やロータリー退出時の表示を怠ると違反になる。
これによって、交差点を通行する車両が優先となり、進入車と出会い頭の衝突を防ぎ、速度を抑制できるなどのメリットがある。また、信号が不要となるため、維持管理の費用削減や停電時などの交通混乱を軽減できるという。
現状は混乱なし
円形の交差点の中央に鉄塔があるハイランドのロータリー。これまで、信号と一時停止標識があったが、「交通量がそれほど多くなく、信号がない環状交差点でもスムーズに進行できる」という理由で変更となった。同地区を管轄する浦賀警察署では供用開始後、特に混乱はないと話している。
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