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横須賀・三浦 経済

公開日:2016.06.10

米兵外出制限で閑古鳥
どぶ板飲食店「仕方ない」

  • 普段ならまだ人通りの多い午後10時前の様子(7日撮影)

 米人らの陽気な声が響き渡り、市内随一の賑わいの場となる夜中のどぶ板通りが、この数日間静寂に包まれている。

 今月7日の午後10時前、普段ならまだ人通りも多い時間帯にもかかわらず、人影はまばら。各店の利用者の多くが日本人だった。アイリッシュバーの従業員は「昨日から客数が激減している。この時間に外国人がいないことはほとんどない」と困惑の表情を浮かべた。

 沖縄県内で起きた米兵による飲酒運転事故を受け、日本に駐留する全ての米海軍人に対し、基地内外での飲酒禁止、外出制限が6日から設けられている。日本との同盟意識を危機にさらすと判断した第7艦隊と在日米海軍の司令官が発表したもの。暫定的な措置だが、処分の期限は決められていない。

 軍が公表しているデータによると2011年時点(現在は非公表)で、市内には約8000人超の軍属関係者が在住しており、「艦船の追加配備が進んでいる状況下で、さらに増えているのでは」と市の関係者は推測する。街を訪れる米兵の数も増えている中でのこうした事態に、前出の従業員は「しょうがない面もあるが、店にとっては売上の減少は避けられない」と頭を悩ませていた。

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