「挑戦者の立場で思いっ切りぶつかるだけ」
アマチュアの山辺美希選手にW杯出場決定の吉報が届いたのは4月の頭。滑り込みで世界の舞台に立つことになった。大会開催間際に選考基準の変更があり、かねてから国外のレースに参戦の意思を示していた彼女にチャンスが巡ってきた。現時点での実力差は厳然としているが、「トップレベルの走りを間近に感じるだけでも意味がある。刺激を受けたい」
プロパンガス販売の地元企業、(株)サガミに所属するアスリート社員。業務をこなしながら練習時間や遠征費用などのサポートを受けている。「毎日海に出られる環境」はマイナーの域を出ないこの競技では異例の厚待遇。東京五輪出場を最大の目標にした選手活動はこの春で3年目となる。
十分すぎるほどの環境に対して、結果が追い付かない状況に苦しんだ。昨年は国体で4位の結果を掴んで社長に報告したが、「1位以外は受け取れない」と突き返され、自分の甘えに気づかされた。経験と技量の底上げを図るために課したのがレースへのフル参戦。国際大会から地元の草レースまですべてをカバーして、”ウインド力”を高めた。
国内のアマチュアレディースではトップの位置に上りつめたが、超えるべきもっともっと高い壁を常に意識している。めざすゴールは先にある。
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