横須賀版 掲載号:2018年6月15日号
  • LINE
  • はてぶ

5月逝去のかこさとしさん 名作家が描いた歴史絵本 地元絵本店「横須賀との縁、知って」

文化

「『かこ作品』の奥深さも感じられる一冊」と伊東さん*発行/エツコ・ワールド、発売元/瑞雲舎、1300円(税別)
「『かこ作品』の奥深さも感じられる一冊」と伊東さん*発行/エツコ・ワールド、発売元/瑞雲舎、1300円(税別)
 「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」など、600点以上の絵本を世に送り出した、かこさとし(加古里子)さん。晩年は藤沢市内で暮らし、今年5月に92歳で逝去。伝承遊びや科学まで幅広い分野で作品を執筆していたかこさんが、横須賀市の依頼で製作した絵本がある。

 2003年に出版、ペリー来航150年を記念したものでタイトルは「よこすか開国物語」。表紙に描かれているのはペリーと小栗忠順、ヴェルニー。裏表紙では栗本鋤雲、サヴァチェ、中島三郎助の3人が並ぶ。ペリー上陸の様子や横須賀港の図面、石積みドックの建設方法、フランスからの生活文化など、開国前後の横須賀の様子が独自のタッチで表現されている。

次世代へのエールも

 「読み物としての魅力もあり、改めて横須賀の歴史を詳しく学べた」と話すのは、うみべのえほんやツバメ号(津久井)の店主、伊東ひろみさん。かこさんの著書を並べた棚があり、以前からこの本も販売していた。「各人の背景にも迫っており、これにかこさんの”想い”も重なっている」と伊東さん。あとがきでは「この三人をはじめ〜多くの人の努力によって横須賀や横浜、日本が150年間に大きく発展することができました〜これからの150年は私たちの力で、もっと素晴らしい年月に〜」と結び、次世代へのエールも記している。

 発刊時は市内で原画展なども催されたというが、当時の状況を知る市担当職員も異動しており、図書館や学校での配架に留まっているのが現状。同店には販売在庫があり、「かこさんの作品として周囲に紹介したい」と手に取る人もいるという。伊東さんは「何かの機会に改めて原画の展示もできれば」と話している。

横須賀版のローカルニュース最新6件

円熟の響きで会場魅了

馬堀中卒業生の弦楽楽団

円熟の響きで会場魅了

10月19日号

アートなボルダリング

くりはま花の国

アートなボルダリング

10月19日号

「独自の文化花開いた」

市立2病院体制「議論深めて」

旅で学んだ「食と人」

「健康な歯」を表彰

横須賀版の関連リンク

あっとほーむデスク

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

海から眺める歴史遺産

海から眺める歴史遺産

「SUPツアー」モニター募集

10月27日~10月27日

横須賀版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年10月19日号

お問い合わせ

外部リンク