畳の上に立った瞬間、一気に目つきが鋭くなる。28m先にある直径36cmの的に焦点を定めると、キキキッと音を立て弓がしなる。放たれた矢は見事に命中した―。
部発足以来、初めてのインターハイ出場。弓道部3年の新田果音さんは「努力した結果がやっとでたかな」とほほ笑む。先輩たちの姿に憧れ、入学と同時に始めた。入部者のほぼ全員が初心者。スタートラインが一緒ということもあり、同級生には負けたくない気持ちが大きかった。授業前の朝練習はもちろんのこと、部活後にも残り、毎日計100本弓を引いてきた。最大の武器は「人一倍の努力」だ。
最初で最後の全国大会―。「引退してしまった3年生の分まで、悔いが残らないように挑む」。大会は8月2日から静岡県で開かれる。
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