野比にある「パシフィック・ホスピタル」を運営する聖ルカ会が、院内併設のフィットネスクラブを年内で閉鎖する方針を示したことに対して、利用者が存続を求めている。今月12日に横須賀市役所で記者会見を開き、「突然の一方的な通達」「閉館理由とされる施設の赤字が具体的な数字として示されていない」と述べた=写真。
同施設は、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病の予防と治療を目的に、1995年に開設された。医師の診断を基に個々の健康状態や疾患の程度に応じて運動や食事の指導を受ける「メディカルフィットネス(運動型健康増進施設)」で、現在の利用者は70歳代を中心に約160人。10月9日に閉鎖を伝える旨が張り出され、事業者による説明会が行われた後、利用者らは存続を求める会を立ち上げた。運動療法によって健康を取り戻した47人の体験記を急遽作成し、運営継続の要望書を事業者と横須賀市に提出している。
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