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横須賀・三浦 社会

公開日:2019.01.04

横須賀(汐入)
若者が集まる場所に
古い一軒家を交流拠点に改造

  • プロジェクターも設置

 京急汐入駅から10分ほど歩いた高台の一軒家から聞こえる笑い声―。高齢化や空き家の増加が深刻となっている谷戸地域で近年、若者のコミュニティが生まれ始めている。

 建物は築50年の2階建て。10年ほど空き家となっていたこの家を、アプリ開発会社「タイムカプセル」(相澤謙一郎社長)が2014年から約2年間オフィスとして利用していた。その後、市内に住む美術大生らがオープンスペースを創出しようと、1階部分を改造。和室2部屋の壁を取り除き、フローリングを張り替えたほか、ガラス工芸品や天井から吊るした机を設置するなど、おしゃれな空間へと変身させた。

 昨年3月に完成して以降、市内に住む高校生や大学生らが集まる交流拠点となっている。会議室のように利用されているほか、夏には近隣で採った竹を使い流しそうめんを行ったり、12月には庭にレンガでピザ釜をつくったり、イベントの会場としても機能している。

 相澤さんは「汐入の谷戸は駅からも遠くなく自然も豊か。若い人が魅力を感じてさらに集まってくれるといい」と期待をかけた。

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