個性的なカフェが点在する葉山町。コスタリカコーヒーに魅せられた大下力さん(葉山町在住)は自分の店を持ちたいと思っていたが、そう簡単に物件は見つからない─。諦めかけていたところ不動産会社から紹介されたのは、自宅から歩いてすぐの場所。いつも前を通っていた平屋の一軒家だった。
木に囲まれた目立たない建物だったが、室内に入るとその印象は一変。「部屋ごとにしつらえが異なりとても贅沢な造り。その場で申し込みました」
オーナーによるとこの古民家は100年以上前に千葉から移築された。構造に問題はなく、リノベーションは必要最小限に抑え、雰囲気を損なわないようにし、「カフェテーロ葉山」と名付けた。
文化発信拠点に
コスタリカは地球幸福度指数ランキング世界一の国。「そこそこが一番」を合言葉に、日常生活を楽しむ気風があるという。大下さんは「家族や友人でコーヒーを飲みながら語り合う。そんな豊かな時間を過ごしてほしい」と話している。訪れる客からは居心地が良いと好評で、今後はマーケットや映画上映、コンサートなどを開き、文化の発信拠点にしたい考えだ。
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