「平成」の終わりが近づいている──。
天皇・皇后両陛下は今月21日、観音崎公園にある「戦没船員の碑」を訪れ、平和への祈りをささげられた。同地には、太平洋戦争や海難事故で犠牲となった6万余人の船員の霊を慰める高さ24mのモニュメントが建立されており、両陛下は皇太子夫妻当時からこれまでに計8回足を運ばれている。前回の訪問は2015年6月、戦後70年の節目に開かれた戦没・殉職船員追悼式に出席された。
この日、両陛下が碑のある広場に姿を見せたのは正午。出迎えた戦没船員遺族の代表など、一人ひとりに丁寧に声をかけられながら供花台に向かわれた。
海軍徴用船の鎌倉丸に乗っていた父を1歳の頃に亡くしたという市内桜が丘在住の小浜富子さんは、「戦没者に心を寄せていただきありがたく思います。退位後はゆっくりお過ごしください」と両陛下を気遣う気持ちを表した。
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