県内32の市町の代表で競われる「かながわ駅伝」が2月10日、秦野市から相模原市の7区51・5Kmのコースで行われ、横須賀市は2位でゴールした。初の2連覇とはならなかった。
1区から9位でタスキを渡された2区の古林潤也選手(防衛大)は、学連選抜として今年の箱根駅伝で6区を走った実力を持つ。区間2位の好タイムで全体順位を3位まで押し上げた。「彼の走りでチームに勢いがついた」と加藤将監督(長井中教諭)。続く3区の内田隼太選手(法政二高)も2年連続となる区間賞の走りで一気にトップに躍り出た。
その後4、5、6区で後退するも3位に踏みとどまり、こちらも箱根駅伝を経験しているアンカーで主将の秋澤啓尚選手へとタスキを繋いだ。昨年も最後のランナーとして逆転劇を演じた秋澤主将。区間賞の走りで追い上げるも2位でのゴールとなった。1位の川崎市とは約2分30秒。「力の差を感じた」と悔しさをにじませた。それでも「チーム一丸となって全力で臨めた」と清々しい。加藤監督は「以前とは違い2位で悔しいと思えるほど、チームとして力がついてきた」と成長を実感。すでに来年に向け、王座奪還へと気持ちを切り替えている。
「地元に恩返しを」
主将の秋澤選手は中学時代から同駅伝に出場。「思い入れの強い大会」と話す。昨春、大学卒業後に実業団チームに入るも9月で退社。駅伝ではなくマラソンに専念することを決意し、現在は一般企業で働きながら、市民クラブで練習に励む。同大会への参加は「自分を育ててくれた地元に恩返しをしたい」という思いから。今後は来月開かれる琵琶湖毎日マラソンに出場予定。個人としてもさらなる高みを目指す。
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