「花粉症対策」追い風に
農業経営を行う合同会社「げんき農場」(津久井3の16の8)では、健康効果が注目されているキクラゲのハウス栽培に乗り出している。建設会社を営む内藤義和さんが知人の農家から農地活用の相談を受け、2017年の7月から運営に携わるようになった。2シーズン目を迎え、少しずつ収穫量を上げている。ビニールハウスの大きさは約210平方メートルあり、最大3tの生産が可能という。
キクラゲに目を付けたのは、「栽培環境さえ整えれば小スペースで効率よく生産できるため」と内藤さん。温度や湿度の管理が難しいが、生育状況の確認などにIT技術を導入しながら試行錯誤を繰り返し、生産基盤を確立させた。その一方で販路開拓にも熱心に取り組み、現在はよこすかポートマーケットや葉山ステーションのほか、大和市の学校給食の食材に採用されている。
追い風もある。花粉症対策として近年話題になっている「ビタミンD」。キクラゲはこの栄養素を食品の中で最も多く含有しており、免疫力のアップが期待できる食材のひとつとしてもてはやされているのだ。
これを商機と捉え、粉末化した自社製品を岡山県の食品会社の協力で商品化。国産プレミアムと銘打った「きくらげ入り青汁」(3g×30包/税込5400円)は、手軽さがウケて順調に販売個数を伸ばしている。
商品に関する問い合わせは【携帯電話】090・2151・5175
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