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在宅医療で地域に根差す 「赤ひげ大賞」に三輪医院の千場医師

社会

掲載号:2019年3月22日号

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15年に開設した地域支援拠点「しろいにじの家」で
15年に開設した地域支援拠点「しろいにじの家」で

 地域医療で長年に渡って住民の生活を支えている医師を顕彰する「赤ひげ大賞」に、三輪医院(鶴が丘)の千場純医師が選ばれた。

 同賞は日本医師会などが主催で、2012年から毎年、都道府県医師会の推薦で5人を選定。14年には野村良彦医師(野村内科クリニック/林)も受賞している。今月15日には都内で表彰が行われた。

* * *

 「今までの”赤ひげ”は、貧困などからの救済というイメージがあると思うが、時代的な変革の中で、医療や福祉の役割も変わってきていると感じている。意味のある受賞」と千場さんは表彰式を前に語った。

 多職種連携の在宅医療に力を入れ、「最期までわが家で過ごせるまちづくり」を活動の中心に据えてきた。市医師会内の在宅医療推進連携拠点「かもめ広場」と市とのネットワークづくりなど、高齢化が全国よりもいち早く訪れている横須賀市での多様な取り組みが評価された形だ。

 「赤ひげという言葉を突き詰めると、『思いやり』につながると考える。これは、今も昔も変わらないもの。自分だけの『思い』でなく、相手(患者さんや家族、地域)にこれを届ける―。人との関係性が成り立つ社会を今後も期待したい」と話す。

 表彰式のレセプションでは医学生からの質問に答える場面もあった。「20年30年後の地域医療で活躍できる人材になるには」という問いには、「医師の立ち位置が変わる中で、不安要素ばかりではない。自分たちで社会のしくみを作っていってほしい」との言葉を用意した。

拠点連携の活動も

 在宅医療推進の活動と併せて、医院近くに「みんなあつまるしろいにじの家」を開設した。交流・支援、学習の場として、地域連携の実践を始めている。また、鶴が丘地区に昨年11月、介護・ケア拠点併設のコンビニエンスストアがオープンしたことを機に、地域でのつながり強化、連携のきっかけづくりなどを考えるプロジェクトを立ち上げた。「居場所や活動拠点をつなぐ役割ができれば」と話す。

 さらに、高齢者人口がピークを迎える「2040年」に関する学習会も主宰。さまざまな地域課題に向き合いながら、継続的な活動を進めている。

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