長瀬にある児童養護施設「しらかば子どもの家」で今月24日、高校卒業と同時に施設を巣立つ生徒2人と高校・中学に進学する生徒・児童8人の激励会が開かれた=写真。同施設の運営を支える後援会のメンバーやボランティアが門出を祝った。
児童養護施設は、原則18歳で退所しなければならない。春から社会人として新生活をスタートさせる下元直哉さんは、横浜市金沢区にある航空機部品の製造会社に就職。「不安や心配を感じているが、ここに頼れる人たちがいる」と率直な気持ちを話した。
岩崎聖愛さんは県立保健福祉大学の保健福祉学部に入学する。大学受験に際して、後援会から予備校に通う費用などをサポートしてもらったという岩崎さんは、「自分は多くの人の支援を受けて成長することができた。大学でしっかり学んで社会的養護が必要な人たちを助ける存在になりたい」と将来の目標を語った。
「仕事って楽しいよ」
若手経営者らでつくる横須賀法人会青年部のメンバー約20人が今月21日、同施設を訪れ、子どもたちに仕事の面白さや醍醐味を伝える職業体験会を開いた。大工作業に壁塗り、ユンボ操作、パン&ケーキ作りなど、各メンバーが自分の仕事を紹介しながら手ほどきしていった。同会の大塚寿幸さんは「仕事の魅力を少しでも伝えられたら。将来地元で働くきっかけにもなれば」と取り組みの意義を話した。
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