横須賀・三浦 社会
公開日:2019.09.27
公郷町のペット火葬場廃止案
12月議会の条例改正見送り
横須賀市の所管するペット火葬場は、今後どうなるのか―。
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市が今月6日の市議会生活環境常任委員会で示した小動物火葬施設=写真=の廃止方針。焼却炉の老朽化や業務委託している事業担当者の高齢化などもあり、今年度末で火葬を終了するとしていた。具体的には、来年4月からは愛玩動物(ペット)に関しては飼い主が民間事業者に依頼し、へい死獣や有害鳥獣は横須賀ごみ処理施設に搬入する方向を打ち出し、今年12月の市議会で稼働停止に際する手数料廃止の条例改正案を提出する方針だった。
こうした動きに対して、NPO法人横須賀動物愛護協会は、市長に対して稼働停止の撤回や動物福祉に関する施策の充実を求める要請文を提出し、8月下旬から署名活動を展開していた。
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市議会では9月18日の定例会本会議で藤野英明市議が、「施設の建設から現在に至る経緯や現状、廃止せざるを得ない理由の説明が必要」「市民説明会など意見交換できる機会を設け、一定の理解を得られるまで条例提出時期を変更すべき」などと質問。上地克明市長は「多数の意見があるなかで、経緯や今後の対応について丁寧に説明したい」と答弁していた。
翌日の19日に市長は愛護協会会員らと面会。廃止理由としていた「地元からの炉の更新反対」について、地域では継続を希望する意見もあることから、市は12月議会での「条例改正案提出」を撤回することを決めた。ただ、焼却炉の耐用は2021年が目途とされており、使い続けるのは難しい状況にある。市では今後に関して、「時間をかけて地元町内会や協会と丁寧に話し合っていく」としている。
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