県立横須賀工業高校化学科の3年生4人が、ゼロから竹灯籠作りに取り組んでいる。今月2日(土)・3日(日)に行われる文化祭「県須工祭」で作品を展示・販売する。
3年生の総合的な学習の一環で、複数人のグループを作りテーマを決めて活動する課題研究。化学科3年の武藤璃羽さん、堀越瑠さん、吉田あさひさん、橋場さくらさんからなる4人のグループは、今年6月から竹で作る灯籠制作に励んでいる。
伐採から穴空けまで
竹を15〜40cm大に切り出し、文字や花の形に穴を空け、その中に明かりを灯す竹灯籠。4人は、竹の伐採から挑戦した。竹林の管理に手を焼いていた、公郷町にある妙真寺の竹藪から材料を採集。竹は洗い、節を抜いた後、防腐効果を高めるため火であぶり加工した。手順については、実際に制作している職人に電話で取材し、参考にしたという。
灯籠にデザインされているのは桜やハート・星型、文字などさまざま。電動ドリルを使い、下書きした線に沿って大きさの違う穴をいくつも空けていく。作品の大きさは、手の平サイズのものから、複数の竹を組み合わせて作る高さ1mほどのものもあり、合計200個ほどを作る予定。見どころは10本を組み合わせて作る高さ2・2mの特大灯籠。「ありがとう」のひらがな5文字を組み合わせ「夢」という漢字1字を表すアート作品に仕上げている。メンバーの一人、堀越さんは「力仕事も多く、時間もかかり苦労した。きれいに仕上がっているのでぜひ見に来てほしい」と話した。
作品は3年1組の教室に展示され、小サイズのものは500円から販売も行う。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
「ピンクリボン」チャリティー講演会4月23日 |
|
|
|
|
|
<PR>