横須賀市教育委員会は、今月5日の定例会で、中学校の学区における指定変更基準として、新たに「部活動」の項目を設けることを明らかにした。中学校の「学校選択制」が、今年4月の入学生までで中止となることを受けたもの。
学校選択制は2005年から市内全域で実施。例年、対象者の約10%が他地区の中学校への入学を希望している。今年4月に入学する新1年生3256人のうち、339人(10・4%)が学区外の学校を選んだ。その内の2割の児童は、部活動を理由としている。
21年度入学生から
学校選択制の中止は、通学区域の広範囲化や学校規模の偏りなどの課題が生まれたこと、さらに市が地域での9年間の小中一貫教育を進めていることが理由。一方で、部活動が学校生活の中で果たす教育的意義など、影響の大きさを考慮し、就学承認の基準として新たに設けることになった。
その他の指定変更基準は「転居後も継続して在籍していた学校に就学する場合」「いじめのため転校を希望」「教育的配慮が必要な場合」など12項目があげられる。
対象は2021年度の新中学1年生から。「指定校に希望する部活がない」という場合のみ変更可能で、学区の隣接校に限定される。教室数に余裕がなく、受け入れができない中学校は除く。就学通知書が発送された後の12月の約2週間、指定変更を申し立てることができる。
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