森崎にある市の小動物火葬施設=写真=について、横須賀市は開催中の市議会で事業を継続することを明らかにした。
同施設は、家庭で飼われているペットやへい死獣、有害鳥獣など年間約9000体を動物専用の炉で火葬。市は昨年9月の市議会で、焼却炉の老朽化や担当業者職員の高齢化などを理由に事業の廃止を提案していた。これに対して、動物愛護関連団体などによる反対運動のほか、地域から継続要望の声があったことを受け、同年12月に廃止の案を取り下げ、再検討を行っていた。
今月7日に行われた市議会生活環境常任委員会で今後の事業について、焼却炉の定期点検の際、メーカーからの提案により、炉内の耐火物の部分補修で耐用年数を伸ばすことができると判断。委託事業者からも、焼却の技術継承など業務の継続が可能との報告もあったことから、「劣化が著しくなった段階で工事を行い、今後も事業を継続していきたい」とした。
工事による施設の延命期間は10年とみているが、その後の維持は難しいとの見方で、「市の事業として続けていくのか」という議論も上がる。市担当課は「関係団体や周辺住民などとも意見交換しながら考えていきたい」と話している。
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