横須賀・三浦 社会
公開日:2021.04.09
横須賀市消防局
現場到着より早く
県内初の試み「機動救急隊」
横須賀市と三浦市内を管轄する横須賀消防署は救急隊の現場到着時間短縮のため、今月から新たな取り組みとして「機動救急隊(日勤救急隊)」を県内初導入した。
横須賀市は高齢人口の増加などに伴い、救急要請件数の増加が2025年まで続くと予想。救急隊の平均到着時間の遅延が懸念されることから今回の取り組みを開始した。これまで管内14の各署・出張所ごとに救急隊が配属されており、事案発生時には直近の署・出張所から出動。救急隊が出動した地域で救急隊が戻る前に別事案が発生した場合は近隣の署・出張所から出動しており、現場到着まで通常よりも時間を要するケースが出ていた。今回「機動救急隊」は救急要請が多くなった地域へ派遣され、当該エリアの救急隊と共に任務にあたる。
出動時間は祝日等を除く平日の日中。救急課の岸信明課長は「市民サービス向上を主眼に、少しでも早く現場へ到着させる工夫のひとつ。この取り組みによって1人でも多くの命が助かれば」と話した。
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