横須賀市は、新型コロナの影響で業務縮小を余儀なくされている航空会社「全日本空輸株式会社」(ANAグループ)の社員4人を出向社員としてこの春から受け入れている。同社は、津久井浜海岸で開かれているウインドサーフィンワールドカップのメインスポンサーを務めており、市の活性化に大きく貢献していることから支援を決めた。期間は来年3月末まで。民間企業職員との人事交流を通じて、行政サービス向上にもつなげる狙い。
* * * *
広報課に勤務している客室乗務員の瀬古麻里加さん(31)は佐野町出身。フランス留学の経験もある国際感覚を身につけた接客のプロフェッショナルだ。現在はコールセンターの運営に携わっており、市役所の多岐に渡る業務を一つひとつ理解しながら仕事の幅を広げている。「実はデスクワークは人生で初めて」。持ち合わせていなかったスキルを磨く絶好の機会と前向きに捉え、日々奮闘中という。
1年前には予想もしていなかった現在地は、地元横須賀を見つめ直す契機になっているようだ。「横須賀製鉄所建設を通じたフランスとの浅からぬ縁。知識をもっと深めたい」と笑顔。秋には市主催のおみやげコンテストで審査委員を務めることにもなっている。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>