1968年の開業から、多くの人に親しまれてきた京急油壺マリンパークが9月30日、53年間の歴史に幕を下ろした。最終日には5千人超が来場し、最後の別れを惜しんだ。
イルカ・あしかがジャンプやオルガン演奏を披露するショー=写真=では、すべてのパフォーマンスが終わっても観客の拍手が鳴りやまなかった。娘や孫らとショーを観覧していた近くに住む女性は、「これで見納めなのが寂しい」と名残惜しそうに涙を拭っていた。
デジタル博物館に継承
施設内の建物の3Dデータや動画、資料などをデジタルアーカイブとして後世に残そうと、京急油壺マリンパーク、路上博物館(東京都)、京浜急行電鉄は「京急油壺マリンパーク3D化計画〜みんなで残そう思い出と歴史〜」と題したクラウドファンディングを10月31日(日)まで実施している。
バーチャル空間に再構築した「VR京急油壺マリンパーク」を制作する。目標金額は300万円。作成した3Dデータは来年夏に一般公開を予定。協力者には、ムカシオオホホジロザメの3Dプリントフィギュアなど、限定オリジナルグッズが贈られる。詳細はキャンプファイヤーのHP内で検索。
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