横須賀・三浦 社会
公開日：2022.03.25
パルシステム
地域の防犯と見守りに協力
谷戸地区への宅配も
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背負子も活用する
神奈川県内で食料品や生活用品の宅配事業などを手掛ける生活協同組合パルシステム神奈川（本部・横浜市）が３月17日、横須賀市と防犯、見守り活動に関する協定を締結した。
今回の協定は、子どもが身の危険を感じた時に安全な避難場所を提供し、警察や家庭、学校へ通報を行うほか、徘徊する高齢者を発見した際に警察へ通報する「よこすか安全・安心ステーションに関する協定」と、業務中に不審者などを発見した場合に１１０番通報を行う「よこすか安全・安心パトロールに関する協定」の防犯協定２つ。さらに業務中に玄関や郵便受けに新聞や郵便物が溜まっているなど、明らかに日常と異なる状態で、住民の生命の危険が予見される状況に遭遇した際に市へ通報して安否確認や支援を行う「地域の見守り活動に関する協定」も加えた３協定を同時に締結した。
これまで同組合は階段や道が細く建物に車を横付けできない場所が多い谷戸地域への配達を配送コスト等の理由で見送ってきた。しかし社会課題解決に向け、集約配架場所「ステーションパル」の設置や通常手数料に上限１００円を上乗せすることで、谷戸地区への配達も昨年10月から徐々に拡大。現在は東逸見町の一部と汐入町、坂本町、不入斗町、富士見町、佐野町、三春町の谷戸でも宅配サービスを受けられるようになっている。市によると今回の協定は「防犯」と「見守り」をトータルでケアできることが特徴。同組合はこの７地区に加え、今後も谷戸地域の配達エリアを拡大していく予定という。
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