横須賀・三浦 社会
公開日:2022.04.22
馬堀の校友会と町内会
"買い物弱者"救済で連携
脇タイトル巡回バスの停車場誘致
平成町にある商業施設「LIVINよこすか店」が無料運行している巡回バスの停車場所に、4月から「大津」が加わった。
住環境の半分が谷戸で、高齢化が進む大津・馬堀地区では近年、食品スーパーの撤退や小売店の閉店が相次ぎ、日常の買い物に不便と苦労を感じる人が増えていた。
こうした状況の改善を図ろうと、馬堀中学校校友会と地元町内会が連携して「買物弱者救済プロジェクト」を発足。昨年11月、同店に大津周辺の停車を求める嘆願書と2千5百筆の署名を提出して交渉を行ってきた。
当初は市内の他地区に倣って自前のコミュニティーバスの運行や送迎サービスを検討したが、経費負担と継続性の難しさから断念。「既存のサービスに目を付け、協力を求めることにした」と校友会会長で同プロジェクトの中心を担った鵜飼惠さん。現在は同店と馬堀海岸駅の巡回コースに大津停車場が組み込まれ、多くの買い物客が利用しているという。
鵜飼さんは「校友会と町内会の連携プレーで、住民サービスの向上が図れた」と満足げな表情を浮かべた。
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