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横須賀・三浦 文化

公開日:2022.06.03

浦賀湾沿岸
“ユウレイ”イカ生け捕り
観音崎自然博物館に寄贈

 深海に生息する「ユウレイイカ」=写真=が浦賀湾内で発見され、観音崎自然博物館に持ち込まれた。

 5月22日夕方、よこすか浦賀病院前の海に漂っているイカらしき物を、釣り具メーカーに勤務する市民が発見。仕事柄これを「ユウレイイカ」と認識して網で捕獲し、博物館に引き渡した。

 本来は深海で生息する「ユウレイイカ」。同館学芸部長の山田和彦さんは「東京湾は近海ながらもその独特な地形上、急激に水深が深くなる場所がある。恐らくこのユウレイイカは潮の流れで意図せず流れ着いたのでは」と推測。今回のように深海生物が生きた状態で目立った損傷なく捕獲されるケースは非常に稀という。個体は既に絶命しており、今後標本での展示を予定している。

貴重な市民情報

 博物館は生物や自然環境の資料展示や解説を行うと同時に、調査も日夜行っている場所。今回のような市民からの情報提供は非常に貴重という。「仮に珍しくない生物でもその発見時期や場所、数などによっては自然現象の解明につながることもある。三浦半島で気になった現象や生物を発見した時には博物館へ連絡してもらえると嬉しい」と山田さん。

 詳細は同館【電話】046・841・1533

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