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横須賀・三浦 経済

公開日:2022.07.08

横須賀商工会議所会頭 平松廣司
「三浦半島を活性化、横須賀を盛り立てる」

 新型コロナウイルスが私たちの暮らしに与えた影響は計り知れません。経済的なダメージはもちろん、他者との接触を減らそうとする生活の中で、私たちは少なからずストレスを抱えながらこの2年半を過ごしてきました。感染症との共存は今も続いていますが、新しい生活様式に対応した社会経済活動が求められていくでしょう。

 そうした中で、横須賀商工会議所は、地域とともに生きるという原点に立ち返り、あらためて「みんなの商工会議所」をめざす方針を打ち出しました。横須賀の魅力を多くの人にもっと知っていただくのはもちろん、約5千社の会員企業の結束を固めて持続可能な地域経済を実現させていく考えです。

 これを具現化するための取り組みが、今回初めて開催する「よこすか産業フェス」です。地元事業者の優れた製品や技術、特徴的なサービスを展示紹介する見本市としての役割だけでなく、横須賀市が推し進める「音楽・スポーツ・エンターテインメントによる地域コミュニティーの活性化」を商工会議所として後押ししていきます。

 新型コロナを経験し、企業を取り巻く経営環境は大きく変化しました。テレワークの浸透により幅広い業種で働き方改革が起こり、キャッシュレス化の波が日本の商慣習に風穴を開けました。従来のやり方や戦略に固執していてはビジネス機会を逸してしまうおそれがあり、”変化をチャンス”と捉える前向きな発想が必要不可欠です。商工会議所では、事業の再構築やWEBを活用した販路拡大などを強力に支援していくとともに、地域経済の活性化を考えるうえで重要なキーワードとなる”地産地消”に着目し、新たなビジネスの創出を応援します。今回のフェスを通じて来場者が三浦半島・横須賀の食の豊かさを再発見する機会になることを願っています。

 地域経済の盛り立ては商工会議所の使命であります。コロナ禍という未曽有の危機に直面する中で、様々な企業が業種の垣根を超えて手を取り合い、この難局に打ち勝つための行動を起こしていかなければなりません。商工会議所がそのための音頭を取り、「オール横須賀」で挑んでいく覚悟です。

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