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横須賀・三浦 文化

公開日:2022.07.22

メカデザイナー宮武さん
谷戸拠点に創作・後進育成

  • 上地市長のもとを訪れた宮武一貴さん=写真右

 西逸見町の上下水道局旧待機用宿舎を改修し、谷戸活性化事業に活用する横須賀市の「THE Base APARTMENTS」。その第2次入居者に、市内出身でコンセプチュアルデザイナーの宮武一貴さんが選ばれた。



 宮武さんは横須賀高校卒業後、東京農工大学大学院在学中にデザイン会社を設立。「宇宙戦艦ヤマト」や「超時空要塞マクロス」「機動戦士ガンダムSEED」などに携わり、メカニックデザイナー職を確立した草分け的存在として知られる。現在もアニメやゲームなど多数の作品を担当、第一線で活躍するが、21年5月に火災で自宅を焼失。住居兼仕事場として利用できる同事業に応募したという。



 7月12日に市役所で行われた会見で、上地克明市長から「クリエイターとして新たな発信をしてほしい」と期待を寄せられた宮武さん。「勉強したいという若者に門戸を広げ、横須賀の魅力も伝えていけたら」と話し、後進の育成と街のPRに意欲を見せた。



 同施設は発信力のあるアーティストやクリエイターなどから居住者を公募。今年3月には、プロeスポーツチーム「BC SWELL」が入居している。

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