産業界と大学との連携強化を目的に、株式会社富士防(岡田成煥代表/森崎)は、(一社)神奈川経済同友会が進める「産学チャレンジプログラム」に参加している。
これは、同会に所属する企業と大学による「課題解決型研究プログラム」で、日頃の経営課題や新たな事業展開などのテーマを設定し、学生がレポートとして発表。昨年度は21の大学が、企業と研究に取りくみ、大規模修繕工事を手掛ける同社も学生アイデアの実現化にむけて商品を開発している。
学生のアイデア生かす
今年度、同社は3つの大学と連携して企業研究をすすめている。そのひとつ、相模女子大学の3人が、7月14日に行われた「富士グループ合同コンクール」を見学した。これは同社が年1回、技術の向上や研鑽を目的に実施しているもので、社員ら200人が”出場″。外壁のつなぎ目を充填する「シーリング技術」や工事説明会のプレゼンテーション、おもてなし(文書作成・接遇のロールプレイング)などの「競技」で技を披露した。同大の國日向子さん、安藤桃葉さん、勝彩花さんは「いままで建設の業界のイメージが漠然としていたけれど、仕事の一端に触れられてよかった」「女性が多く活躍しているのは意外だった」などの感想が上がった。同社の岡田代表は「学生の視点やアイデアは社内の活性化にもつながる。実践スキルや考え方を身に着けてほしい」と話した。
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